TOKYO style

眠れん。

スカパーでサッカー番組を録画したはずがミスって、撮れてたのがＥＳＰＮのホットドッグ早食い全米選手権・・・をゲラゲラ笑いしながら観た。

構図としては、４年連続ディフェンディング・チャンピオンの小林尊に、気鋭の若手Joey Chestnutが挑む形。不動と思われた王者はしかし、顎関節症によってアゴに不安を抱いたままレースに臨むことになる。

もう、名言が目白押し。
「カート・シリングだって怪我からカムバックした。Kobayashiにできないわけがない」
「ソーセージとバンを別々に口に入れる戦法は、考案した日本人に敬意を表してTOKYO styleと名付けられた」
「Kobayashiはその圧倒的な実力から、現地でThe TSUNAMIと呼ばれている」

そして地方予選を勝ち抜いた１６人の猛者が、毎年７月４日にNYのConey Iselandに集結し、バトルロイヤル。
ハラペーニョ早食い王者のメキシカン（レッチリ風モヒカン）、トウガラシ5kgを食べる６４歳の痩せぎす爺さん、自分の体重の１０％の５ｋｇのチーズケーキをたいらげる韓国系女性・・・ヒトクセもフタクセもある脇役たち。そして集まるオーディエンスは３万人。フジロックの１日分の観客！

もはやプロレス、これは正しくプロレスだと思う。事実フェイスペイントしてる選手もいたし。ＷＷＥと同じ、Sportsと限りなく近いEntertainment。

肝心の決勝戦は、ワールド・レコードを更新し１０分で６６本を食したChestnutが、Kobayashiの６３本（これも自己新）３本差をつけて快勝。
完全無欠と思われた日本人王者を相手に勝利、しかも独立記念日に！カタルシスは最高潮！イエス！

もちろんまったく食欲はそそられず、むしろゲンナリ。
ちなみにKobayashiさんはＥＳＰＮのＣＭにも出てるので、米国での知名度はたぶんイチローより上。