原発の基本的な知識
東北地方三陸沖地震から始まった福島第一原発が損壊したニュースを聞いてから、日を追うごとに絶望的な感情と焦燥感ばかりが無闇に募っている。仕事も手につかない。
チェルノブイリやメルトダウンという言葉ばかりが先行して脳裏に刻み込まれる。いや大丈夫ともうダメだのジェットコースター。ライブ映像と2ちゃんの見すぎなのだろう。
でも辺見庸の「もの食うひとびと」に出てきたチェルノブイリの死に絶えた風景と、島田虎之介の「ラスト・ワルツ」のチェルノブイリから一人生き残った消防士の寓話のイメージだけが頭の中で膨らみ続ける。これは良くない。
すべからく恐怖感は無知からくる。よくわからないから怖い、と。恥ずかしながら、原発の仕組みとリスクについて全くわかっていない。だからネットに出ている情報をきちんと読み込み、正しい知識を集めることにした。
冷静に、何回かに分けてまとめながら知っていきたい。
チェルノブイリとどう違うの?
MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説
http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2406950.html
はてなで2000を超えるブックマークを集めているこの記事から見ていく。
要旨
疑問
- 炉心が溶けたときの最後の砦、鋼鉄のたらいコアキャッチャー(core catcher)があるというが、福島ではその話が出てこい。
- 次回にまとめるが、アツアツで溶けた燃料が水と混ざると「再臨界」で暴走する可能性があるというが、それに言及していない。
- 福島では冷却水を供給するための電源およびポンプが欠けている。