akahigeの日記(試運転中)

はてなダイアリーから移行中。

2ちゃん物理版からWikiのQA。

http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3606900.html
http://www45.atwiki.jp/universal_meltdown/

チェルノブイリとはちがうという書き込みをちらほら見かけるんですが、その根拠はなんなんですか?

【要旨】

事故の背景や原因、原発の仕組みやらが違うのはともかく、

  • チェルノブイリ: 納容器がなく原子炉が密閉されていない発生時に原子炉内の核反応は止まっていなかった
  • 福島: 格納容器があり、原子炉が密閉されている発生時に原子炉内の核反応は止まっていた

プルサーマルってなんですか?

  • MOX燃料の燃焼特性・制御特性は従来の核燃料と異なる事から、従来どおりの安全性を確保できない・安全マージンを削っているという批判は有る

プルサーマルを使っているのは3号炉。

http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/03/22/福島の3号機はプルサーマル/

ビデオニュース・ドットコムによる解説

福島原発事故でわれわれが知っておくべきこと part1 3月15日15:00放送

http://www.ustream.tv/recorded/13337150

要旨 ・・・ 状況から推測すると今後さらに状況を悪化させる要因が考えられる。
  • 格納容器に覆われている(穴があいてる可能性はあるが)炉心よりも、使用済み燃料の貯蔵プールが壊れていると。
  • 防いでいる箱がないので放射能ダダ漏れているほうがより危険。3号機ではこのプールが5階に設置されている。その上あの爆発。あれで壊れていない訳がないのでは?
  • しかもこのプールは単にふたがしてあるだけの簡単な作り。。。
  • スリーマイル島では漏れたところで収束したが、福島のはまだその状況が続いて危険性が大きくなっている状態で、すでにスリーマイルを超えていると言える。チェルの前に止められるかどうか。
  • スリーマイルでは45%溶けたが再臨界が起きずにそこで止まった。
  • 再臨界」の危険性。冷却水タンクの水位が上がらない=燃料棒の下に水が溜まっていることが考えられるが、そこに溶けた燃料棒がポタポタ垂れて水と混ざった場合核分裂が急速に促進されて再臨界が起きる危険がある、さらに強い放射能が発生するかも。



参考:福島第一原子力発電所等の事故概況 2011/3/17 2:30現在確認情報
http://www.hattori-ryoichi.gr.jp/blog/福島第一原発概況%2304.pdf

原発の基本的な知識

東北地方三陸地震から始まった福島第一原発が損壊したニュースを聞いてから、日を追うごとに絶望的な感情と焦燥感ばかりが無闇に募っている。仕事も手につかない。

チェルノブイリメルトダウンという言葉ばかりが先行して脳裏に刻み込まれる。いや大丈夫ともうダメだのジェットコースター。ライブ映像と2ちゃんの見すぎなのだろう。
でも辺見庸の「もの食うひとびと」に出てきたチェルノブイリの死に絶えた風景と、島田虎之介の「ラスト・ワルツ」のチェルノブイリから一人生き残った消防士の寓話のイメージだけが頭の中で膨らみ続ける。これは良くない。

すべからく恐怖感は無知からくる。よくわからないから怖い、と。恥ずかしながら、原発の仕組みとリスクについて全くわかっていない。だからネットに出ている情報をきちんと読み込み、正しい知識を集めることにした。
冷静に、何回かに分けてまとめながら知っていきたい。

チェルノブイリとどう違うの?

MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説

http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2406950.html

はてなで2000を超えるブックマークを集めているこの記事から見ていく。

要旨
  • 今までそしてこれからも深刻な放射能物質の漏洩は決して起こらない。
  • 原子炉の中の核燃料は「決して」核爆弾のタイプの核爆発を起こすことは無い。
  • チェルノブイリでは、過度の圧力上昇によって爆発が生じ、水素爆発と全ての格納容器の破裂、融解した原子炉材料が環境中に放出された(ダーティボム)。同じことは日本で起きない。
  • 問題は余熱を発する残留熱をどうするか、のみ。
疑問
  • 炉心が溶けたときの最後の砦、鋼鉄のたらいコアキャッチャー(core catcher)があるというが、福島ではその話が出てこい。
  • 次回にまとめるが、アツアツで溶けた燃料が水と混ざると「再臨界」で暴走する可能性があるというが、それに言及していない。
  • 福島では冷却水を供給するための電源およびポンプが欠けている。

今回の東北地方太平洋沖地震、とりあえず自分にできることとして、はてなポイント義援金を送りました。


一度に一気に送るのもいいですが、こうした支援は定期的に続けることが有効だと考えています。


今回の地震CCTVでも連日報道されています。地震津波の大きさと共に、やはり原発関連に非常に注目しているようです。


映像報道に関しては海外のテレビ局のほうが情報量が多いと感じました。ただ日本ではあまりに酷な映像は出さない配慮もあるため、とは報道関係の友人の言。


被災状況は非常にショッキングなものでしたが、中でも素晴らしい思い出のある南三陸町志津川の皆さんの無事を祈るばかりです。

暇な週末に1933行ってきましたぜ。

昔の屠畜場を改築して商業施設とした「1933」に遊びに行ってきた。


写真ではまったく良さが伝わらんが、フーコーの監獄の写真を連想するフォルム、ドラクエの塔ダンジョンみたいで面白かった。

公式Webもあまり詳しくは書いてなさそうなんだけど、どうやら80〜100年ほど昔、この上海市虹口区が英国租界だったころに作られ、最盛期には上海の精肉の三分の二を供給していたほどの巨大な加工場だったとのこと。そのあとの幾多の戦火に遭っても奇跡的に生き残った歴史的な建築物、というわけ。その中で一次的に旧日本軍に占領された経緯もあるらしい。
解説はこちらのブログ「上海時装」に詳しい。いつも参考にしてます。
あとカメコどもが撮影会やってました。茶色のコートの子がモデル。


同僚がいうには「上海四大坊」があって、田子坊、この老場坊、大同坊、あともう一個あるらしいですぜ。

年の初めに紹興に行ってきましたぜ。

杭州の奥にある紹興市までは上海虹橋駅から2時間半。


柯岩とかいう奇岩。


船漕ぎのおっちゃんは手のみならず足を使って両方の櫂をいっぺんに操る達人。


有名な咸亨酒店。紹興酒は椀呑み。寒くなければ軒先の立ち飲みスペースもあり。



蘭亭という書道家のメッカだという古刹。これがかなりよい。


そのほか魯迅の生家(とくに感慨なし)、紹興酒博物館(駅から歩いて10分なので時間調整に丁度いい。中はびっくりするぐらい人がいない)など。
三が日だったので観光客も少なく、雪の音が聞こえるたいへん趣きがある旅でした。
前もいったけど、出発点のピカピカ新品の上海虹橋駅、今後15年の中国の行く末を体現ように見える。

今週もキレのある記事でした

ジョブズにとっての「アップル」とヒッピーの「正義」:日経ビジネスオンライン

ジョブズは奇妙な人だ。現在でも十分に奇矯な人物だが、若い頃はほとんど化け物だった。それほど道を大きく踏み外した変わり者でも、才能と勤勉さを持っていれば企業のトップに立つことができる。

イマジン・ゼアズ・ノー・ジョブズ。雇用なんてないと思ってごらん。起業するしかないじゃないか。